日進月歩の成長を見せるテクノロジー分野ですが、今まで絶対にAIでは対応できないと言われていた分野があるのをご存じですか?そう、実は言語翻訳なんです。
辞典機能はそこまで難しくないのですが、文章を翻訳するとなると文脈などで単語の意味合いが変わったり同じ文章なのに意味が全く違ってくるので、機械でそこまで判断して翻訳するのは不可能、と言われてきました。しかし、機械学習の飛躍的発達により、現在AI翻訳に革命が起こっているんです。
また、言語翻訳の中でもテキスト形式なら時間さえかければどうにかこうにか翻訳できますが、特に喋っている内容を翻訳するのって本当に苦労しますよね。そもそもリスニングが出来なければ、翻訳以前の問題・・・。
そこで今回は、最新のおすすめ音声翻訳アプリについてご紹介していきたいと思います。翻訳ツールとして必要なニーズをご紹介しつつ、おすすめアプリをご紹介していきますので、アプリ選びの参考にしてくださいね。
翻訳アプリの機能について
まずは、翻訳アプリについているメインの機能をいくつかご紹介します。
利用する目的によっておすすめのアプリが変わってきますので、まずは自分にはどんなアプリが必要か確認してみましょう。機能は大きく3つに分かれます。
テキスト翻訳
英語で書かれているネットの記事や、仕事の資料が英語で書いてあって何を書いてるか知りたい、どうしても英文メールを送らないといけない!といった方々向けの機能です。文章をコピー&ペーストしてアプリ内に張り付けると、指定した言語で翻訳してくれます。翻訳アプリによって正確性がかなり変わってきます。
画像翻訳
写真でとったり、インターネット上からダウンロードしてきた画像を文字認識して、そこから翻訳してくれる機能です。
行先で表記がわからないときに使ったりすることが多いかもしれません。こちらも画像認識の正確性がアプリによってまちまちです。写真で撮る場合にはスマートフォンの写真性能も左右されます。
音声翻訳
今回特化してご紹介する機能で、スマートフォンの音声認識機能を使って言語をテキスト化し、そこから対応する言語に翻訳してくれます。音声翻訳で特に気を付けたい点が
- 音声認識機能
- オフラインにも対応しているか
- どれくらいの時間で翻訳してくれるか
の3点です。音声翻訳を使いたい時に電波がないところや、海外に滞在中にそもそもSIMを契約していないなどの状況が想定されるような人は、特に気をつけていただければと思います。
音声翻訳アプリは、種類は違えど基本的な操作方法は同じで、いたって簡単です。アプリをダウンロードして開くと「マイク」の形をしたボタンがどこかにあるはずなので、そこをタップして音声を流し込むだけです。
おすすめ音声翻訳アプリ3選
ここからは、上記を踏まえた「おすすめの音声アプリ」を3つご紹介します。
①話す翻訳機
「こういうのが欲しかった!」というのが詰まっているアプリです。対話する時には画面が半分に分かれており、対面で喋る時に、自分が喋った言葉は相手に向けて翻訳結果が、相手が喋るとこちら側から見えるように翻訳が表示されるようになっています。
くだけた日本語表現でも、かなりしっかり翻訳してくれるようですし、対応言語数も多いです。唯一、無料で使えるものの広告が少し多いのが気になる点です。
②VoiceTra
実は、昨年行われた東京オリンピックでも大会運営委員会がおすすめしていたのが「VoiceTra」です。オリンピックを契機に、海外からの旅行客のおもてなしへの切り札として公的機関によって開発されたアプリです。
音声をいれてから翻訳までのリアクションが圧倒的に早く、短いやり取りでもかなりの翻訳精度を誇るようです。そこまで対応言語は多くありませんが、特に日本との交友が深く人の行き来が活発な国の言語は網羅されているので問題はないでしょう。
③Papago
今まで紹介した2つに比べると、その他のテキスト翻訳や画像翻訳機能もついたバランスの取れたアプリです。また、このアプリもオフラインで最低限の翻訳に対応しているのも嬉しいところ。聞く、読む、話す、書くの4つの翻訳にバランスよく特化している翻訳アプリと言えるでしょう。
音声翻訳アプリで完璧、と思っていても、外国人から「ここに行きたいんだ」と日本語でない資料を見せられたら、すごく困りますよね。そういったことも想定すると、とてもバランスがとれたアプリと言えるのではないでしょうか。
最後に
いかがだったでしょうか。もちろん、今回ご紹介した3つ以外にも優れたアプリは沢山あるので、是非いくつか実際に試してみてください。今回ご紹介したポイントを確かめて、自分の使い方にあった翻訳ツールとなるアプリを見つけ出してくださいね!