ゲーム『鬼武者』が、Netflixシリーズとしてアニメ化されることが決定しました!
『鬼武者』は、数々の実在俳優を登場キャラクターのモデルとして起用した作品であり、PlayStation2で発売されてから20年以上も経つ作品です。
今回は、そんな『鬼武者』がどのようなゲームなのか、そしてアニメ化についても少し紹介していきます。
鬼武者シリーズとは
今から21年前の2001年に発売されたPlayStation2のソフト『鬼武者』。本来は、PlayStationのタイトルとして発売される予定だったものの、PlayStation2の発表があったため、PlayStation2での発売となった作品です。PlayStation2のデビューコンテンツとして開発が進められ、PS2のソフトでは初となるミリオンセラーを達成した作品でもあります。
みなさんもご存知の人気作品『バイオハザード』と同じエンジンを使用したアクションゲームのため、操作性などはバイオハザードに近く「戦国バイオ」と称されることもある作品です。
鬼武者シリーズは全4作品
鬼武者シリーズは、全部で4作品あり、リマスター版や関連作品のゲームも数多く登場しています。2001年に発売された『鬼武者』、2002年に発売された『鬼武者2』、2004年に発売された『鬼武者3』、そしてシリーズ最後の作品『新 鬼武者 DAWN OF DREAM』があります。
鬼武者の特徴
鬼武者シリーズでは、主人公は歴史上の人物でありながら、実在する俳優をCGキャラクターとしてゲームに登場させています。『鬼武者』では、俳優の金城武さんがモデル、声優、モーションアクターも担当。『鬼武者2』では、松田優作さんをモデルに、『鬼武者3』では金城武さんとジャン・レノをモデルに起用しています。
鬼武者シリーズの主人公と舞台
鬼武者シリーズは、それぞれのストーリーが繋がっており、システム上の違いはあるものの、主人公は鬼武者として幻魔を退治する作品になっています。
鬼武者
主人公は「鬼武者」となった明智左馬介。戦国の世に突如現れた怪物・幻魔に滅ぼされた鬼の一族から鬼の篭手を与えられ、鬼武者となった明智左馬介は、幻魔との戦いにいざなわれていきます。
鬼武者2
明智左馬介と幻魔の戦いから13年後の世界を舞台に、鬼の一族から与えられた力ではなく、鬼の一族の末裔である柳生十兵衛が主人公となります。
鬼武者3
再び明智左馬介が登場し、今度は天正10年(1582年)の本能寺と2004年のフランス・パリが舞台になっています
新 鬼武者
「鬼武者3」から約16年後が舞台の作品。主人公は結城秀康、そして柳生十兵衛の孫の柳生茜が登場したりと、シリーズの中でも繋がりを意識した作品になっています。
鬼武者シリーズの人気の理由は?
鬼武者シリーズは、累計850万本以上の記録を残し、現在も世界中に多くのファンがいます。そんな本作の人気の理由は様々ですが、挙げるとするならばそのゲーム性やクオリティだと思います。苦笑いなどの僅かな仕草もわかるほど、微妙な表情を再現するクオリティの高さは、シリーズを重ねる毎に増していきました。
アクション性
本作では主人公の力によって、特定のアイテムを手に入れると新たな武器が手に入る仕様でした。それぞれの武器の特性や属性を活かしながら物語を進めていくようになっています。そして敵の攻撃を上手く受け流せば、ボス以外の幻魔は一撃の技があったりと、迫力のある戦闘も楽しめます。
キャラクターの交代
シリーズを通して、プレイヤーは主人公だけでなく、仲間の操作も可能になっています。特定の条件、またはストーリーの進行によって操作できるキャラクターが変わります。1人のキャラクターを使い続けるのではなく、交代しながら遊べるというのも本作の魅力のひとつです。
Netflixで『鬼武者』アニメ化決定!
今回が初のアニメ化となる『鬼武者』ですが、制作陣は豪華なメンバーばかり!ここからは、アニメの監督やモデルとなった人物を紹介していきます。
総監督は三池崇史
日本国内のみならず、ヴェネツィア国際映画祭、カンヌ国際映画祭、ローマ国際映画祭のコンペティション部門に監督作が出品されるほどの手腕の持ち主。監督を務めた作品のジャンルは様々で、『妖怪大戦争』や『着信アリ』、最近では生田斗真主演の『土竜の唄』シリーズも手がけています。
主人公のモチーフは宮本武蔵
ゲームでは歴史に登場する人物をベースに実在する俳優をキャラクターモデルとして起用している『鬼武者』。今回のアニメの主人公となるのは「宮本武蔵」です。
宮本武蔵は、様々な作品で「剣豪」や「剣聖」として描かれる、江戸時代初期の剣術家で、現代では「武蔵流」と呼ばれる二刀流の技術を開祖した人物です。その他にも芸術家として知られており、国の重要文化財として指定されている水墨画を手がけています。
キャラクターモデルは三船敏郎
今回のアニメのキャラクターモデルとなったのは、日本の名監督である黒澤明監督の映画で欠かせない俳優だった「三船敏郎」さんです。1961年の『用心棒』と1965年の『赤ひげ』でヴェネツィア映画祭主演男優賞を受賞するなどの経歴を持った名俳優でした。
最後に
今回は、アニメ化が決定したゲーム『鬼武者』について紹介。現代では剣豪と呼ばれる宮本武蔵がどのように描かれるのか、ストーリーはどのようになるのか期待が高まりますね!