『夫婦が壊れるとき』韓国版『夫婦の世界』を見比べ?違いはある?

『夫婦が壊れるとき』韓国版『夫婦の世界』を見比べ?違いはある?

夫婦が壊れるとき韓国のリメイク版として、日本でも大ヒット作品となりました。ベテラン俳優陣の深みある演技に、フレッシュな若手俳優の瑞々しい表現力は「不倫」という身近にありそうでない、なさそうであるセンシティブなテーマを、丁寧に描いていましたよね。

この記事では、韓国版の『夫婦の世界』と日本リメイク版『夫婦が壊れるとき』を見比べて、その違いを感じていきたいと思います!実は、日本と韓国以外にもルーツのある作品だったことをご存知ですか?一体、原作はどこの国なのでしょうか?比較してみましょう!

『夫婦が壊れるとき』の基本あらすじ

『夫婦が壊れるとき』は、韓国ドラマのリメイク版として日本で制作されたドラマです。しかし基本的なあらすじは共通しており、細かな描写でそれぞれの国民性を表したり、色を変えて表現しています。

完璧な妻と優しい夫

夫婦が壊れるとき韓国版も含め、物語のベースとなっているのは才色兼備な妻と、妻を愛する優しい夫。そして子どもに恵まれ、幸せな生活を送っている平凡な家族が、屈辱のどん底に堕とされていく物語となっています。

突如現れる若い女

幸せな家族の生活をしっちゃかめっちゃかにする”キーパーソン”として若い女が現れるのも、夫婦が壊れるとき韓国や日本での定番パターン。若い女は夫の不倫相手となり、ここから夫のクズっぷりが露呈していくのです。

『夫婦が壊れるとき』各国の見どころを解説!

彼女はキレイだった あらすじも韓国と日本で違うポイントがあるように、夫婦が壊れるとき韓国とその他の国で、見どころが全然違うんです!日本、韓国、そして本当の物語のルーツとなった国の作品を見比べてみましょう。

【日本版】夫婦が壊れるとき

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夫婦が壊れるとき韓国のリメイク版として、日本で放送されました。夫婦が壊れるとき キャストは、クリニックの副院長を務める陽子を稲森いずみさんが、陽子を支える売れない映画監督の夫・昂太を吉沢悠さんが演じます。そして2人の仲を切り裂くのは、名家の一人娘・理央(優希美青さん)です。理央は妊娠し、その後陽子のクリニックで中絶手術を受けるという、スリリングな展開を迎えました。

【韓国版】夫婦の世界

夫婦が壊れるとき韓国が最も盛り上がったといっても過言ではないでしょう。その過激な描写に年齢制限がもうけられたほどだったといい、韓国のケーブルドラマ史上最高視聴率である、28.4%を記録しています。

クリニックで副院長を務めるソヌが、15年連れ添った夫・テオの不倫を知ります。傷つくソヌでしたが、そんな中不倫相手・ダギョンの妊娠が発覚。日本の展開と同じですね。

韓国の文化が分かりやすく表現されており、夫がした不倫ではあるものの「夫婦」の問題として扱われ、クリニック院長は「これだから女は」と口癖のように発するシーンもあります。

【イギリス版】女医フォスター 夫の情事、私の決断

夫婦が壊れるとき韓国よりも前に制作・放送されていたのは、イギリスです。主人公のフォスターはロンドンで病院の院長を務め、確固たる地位を築き上げてきた女性。夫は不動産業を営むサイモンで、サッカー好きな息子をとてもよく可愛がり、3人は幸せに暮らしていました。

地域の家庭医でもあったフォスターは、ほぼ全員の住民と顔見知り。そんな中、夫・サイモンの不倫疑惑が生じます。原題は「Doctor Foster(医師フォスター)」ですが、邦題になると「女医」に変わるところで、各国の男女の位置づけも表されますね。

まとめ

各国の『夫婦が壊れるとき』いかがでしたでしょうか?実は原作はイギリスの作品で、そこに韓国や日本がそれぞれの文化や国民性を表すアレンジを加え、放送していました。不倫という1つのテーマではありますが、各作品で違った色が楽しめるのも、話題となった理由の1つでしょう。気になったら、ぜひ話題の3ヶ国作品とも見てみてはいかがでしょうか。